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2007年4月18日 (水)

修正写真

先日の中日新聞に「足を消したら足がついた!?」という記事がありました。
アメリカのある新聞社に掲載された写真が修整されていたことが判り、撮影したカメラマンが解雇された。というもの。
野球チームの集合写真で、背景に写っていた余計なジーパンの足をカメラマンが修正して消していたそうです。調査の結果、他にも修正されたものが散見され、新聞の第一面を飾ったものもあったとか。

F104508
(OM-2N+Zuiko28f2.8+PX)
上の写真は二十数年前、某基地格納庫で撮影したもの。
手前のコンクリートは日が当たって明るかったので、焼き込んであります。同様に左上のエンジンノズルカバーも明るくて目障りだったので、これも焼き込んでいます。

T2blue
(OM-2N+Zuiko300f4.5+PX)
これも同じ頃、岐阜基地公開での撮影。
逆光で真っ白に飛んでいる空を、グラデーション風に焼きこんでいます。背の高い木の先も黒くなってしまったのは失敗ですね。

焼きこみ・覆い焼きというのは昔からあるテクニックで、主題を強調したり、全体のコントラストを整える為に使われます。
トリミングと言うのも昔からあるテクニック・・・と言うか、ほとんどの写真はトリミングされていました。
フィルムと印画紙の縦横比が違うので、印画紙にフィルム画面全面をプリントすると上下に余白が出来ます。つまり通常左右が大きくカットされ、上下も若干カットされているのが普通でした。
主題を強調する為に余分な周辺をトリミングすることも普通のことです。(デジカメだと100%表示は当たり前だけどね。)
反面、画面の中の一部だけを消したり、何かを加えたりというのは高度なテクニックが必要で、大変難しいのです。

現在のデジカメ写真では、コントラストや色を変えるのはもちろん、電信柱を消したり、増やしたりするのも簡単に出来るんですよね。
背景の邪魔な足を消すなんて簡単なことで、野球チーム全員を同じ顔にしてしまうことも可能です。

で、余計な足を消すのはいけないこと?
では、足の部分をトリミングしたら??
あるいは、余計な足が目立たないように暗く焼きこんだら???
さらには、ジーパンを芝生と同じ色に変換してしまったら????

そもそも写真は真実を写すものではありません。撮影者の意図によって切り取られた一瞬の光景です。人間の目とフィルム・撮像素子の感光特性が違うので、見たままに印画紙に再現するのは至難の業。むしろ、違うことに面白さがあるのでは。

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コメント

そーですか、それでくびですか?
まずは、報道(写真)の定義に抵触しているということでしょうね。
こちらの場合契約社会なので色々事細かに決められていて、
それに抵触するとくびになります。
それで、解雇の際は「これは自分の落ち度なので訴えません」
などという誓約書も書くことが有るようです。

写真に意思を入れる・・・
たとえばコントラストの強いフィルムで政治家の
写真を撮れば「悪人ぽく」見えやすくなるし
そういう場合の意思はどう判断されるのでしょうね?


投稿: かん | 2007年4月23日 (月) 11時45分

報道写真であっても撮る側の意思で見る側の印象をコントロールすることはよくありますよね。
というか、報道写真ほどウソの多いものはないでしょう。
写真週刊誌なんか良い例です。大手新聞にしたって、地震がおきたら壊れた家の写真が欲しいし、(たとえ1軒しか壊れていなくても)殺人犯の顔写真は笑っていてはいけないし。(だから日本では警察で撮る免許証の写真は笑ってはいけない)
でも、最もウソなのは夜の店にある女性の写真・・・・

投稿: T-BIRD | 2007年4月23日 (月) 23時02分

写真は「真実を写すもの」と理解することが
間違いなのでしょうね。
まぁ、真実も状況によっても変りますし♪。

ところで二枚の写真、懐かしいですね。
もう22年前くらいでしょうか?
T-2は覚えてますね~、たしか85年の岐阜でしたよね。高校三年生、これで良いのか?
思いながらも趣味してましたよね。
良いかは別として、何とか社会人やってるし。
今のところ結果オーライでしょうか?

投稿: かん | 2007年4月24日 (火) 06時38分

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受信: 2007年4月18日 (水) 23時34分

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