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2012年2月19日 (日)

緑十字機の燃料タンク

平成23年7月に遠州灘で見つかった一式陸上輸送機(緑十字機)の燃料タンクの特別展示を見に行ってきました。

この飛行機は、ポツダム宣言受諾後に日本帝国代表団が連合軍との話し合いのため、フィリピンのマニラまで往復した時に使われたもので、木更津から沖縄の伊江島までの行程を往復する予定でした。ところが、帰路の途中、遠州灘上空で燃料切れとなって鮫島海岸に不時着してしまったそうです。
東向きに海上に着水した機体は、左翼を砂浜に引っ掛けて回転し、機首を砂浜に乗り上げて北を向いた状態で停止したそうです。後部乗降ハッチは波にさらわれる状態でしたが、全員助かったようです。
政府代表団はトラックで浜松飛行場まで行って東京まで飛行機で飛んだそうですから、まだ浜松にも飛べる飛行機があったんですね。

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特別展示全景

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長いこと海中にあったにしては良く残っています。

この写真ではよく判らなくなってますが、一部ジンクロ塗料も残っているようです。66年の時を越えて見つかった部品。見た目はただのガラクタですが、終戦処理という難題に携わった貴重な飛行機の残骸です。その後、この一式陸輸の機体は台風で海中に没したそうなので、今でもそのまま沈んでいるのかも知れませんね。

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緑十字機の模型

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どこから持ってきたのか、機器類も展示されていました。

このタンクは、今後とりあえず磐田市の文化財センターの倉庫で保管されるそうですが、その後どこかで展示されるかは決まっていないそうです。

以下、説明パネル。

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コメント

SBSの番組ではじめて知りました。
映画化しても良いくらいの知られざるエピソードがあったなんて驚きました。

投稿: | 2015年12月28日 (月) 17時38分

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